いろんなお菓子を食べた

子供のお菓子

おばあちゃんの家に泊まり、都会では食べられないお菓子を食べた思い出

お菓子は、子供にとって楽しみのひとつだ。だからこそ、子供時代の思い出としても、印象に残っているものが多い。おばあちゃんの家に行った時に食べたお菓子も、自分の中で強い印象を残している。それは、おばあ

ちゃんの家の近くには、駄菓子屋があったこと、そしておばあちゃん自身がお菓子を作ってくれたりしたからだ。

駄菓子やさんで買ったお菓子は、美味しいものもあれば不思議なものもあった

美味しかった駄菓子の思い出

おばあちゃんの近くには、昔ながらというような、個人商店でやっている駄菓子屋さんがあった。

最近であれば、チェーン店の駄菓子屋さんばかりになってしまっているし、当時私が子供の頃でも、都会では個人でそういったお店をしているところがほぼなかった。でも、おばあちゃんの家の近くには、たまたまそういった古き良き時代の駄菓子屋さんが残っていた。

その駄菓子屋さんでは、個人商店にもかかわらず色んな駄菓子が置いてあった。その中でも印象に残っている、美味しかった駄菓子が、小さな10個くらいのマス目があるトレイに入った、小さくて四角いお菓子だ。たまにその別バージョンで、モナカのような器にそのお菓子が入ってるものがあった。

その他、コーラボトルの形をしたチューペットのようなお菓子、蒲焼を模したお菓子なども、美味しくて駄菓子屋に立ち寄るたびに、お小遣いを崩しながら買っていた。

今思うと不思議に感じる駄菓子

駄菓子屋さんの中には、今思うと「なんであんなお菓子があったのだろう?」と思うような、不思議なお菓子も多くあった。

例えば、ジュースの絵が描かれた小さい袋に粉が入っており、それを溶かすとジュースになるというものとか、普通のガムのように見えて噛んでいると舌が真っ赤や真っ黒になるお菓子などだ。

ジュースになる粉のお菓子は、それほど美味しいものではなかった。でも、子供にとって美味しいというのは二の次であり、楽しいかどうかが重要だった。その点では、粉を水に溶かすだけでジュースになるという事自体が、凄いものに見えたからついつい買ってしまっていたのだろう。

舌に色が着くガムについてもそう。美味しさよりも、楽しさを、そのお菓子達に求めていたのだと思う。

今、スーパーのお菓子コーナーに行ってみても、それらのお菓子は売られてはいない。

おそらく今となっては手に入らないものなのだろう。私の思い出の中だけで味わえる、駄菓子の味だ。

おばあちゃんが手作りをしてくれた、芋餅も忘れられない美味しさだった

芋餅を作るのが得意だったおばあちゃん

おばあちゃんの家に行った時に食べたお菓子として、もう一つ重要な思い出なのが、芋餅だ。この芋餅は、おばあちゃんが手作りをしてくれていた。

おばあちゃんは芋餅を作るのが得意だったので、たまにではあるけれど薪を焚いてもち米を炊くところから作ってくれるものだった。

芋餅に使われている芋は、おばあちゃんの家で取れたサツマイモを使うことが多い。季節的に収穫ができていない時は、近くの野菜屋さんで買ってくることもあった。私としては、おばあちゃんの家で採れたサツマイモを使ったものが一番美味しく感じた。

そして、シンプルな芋餅だけではなく、近くに生えているヨモギも収穫して、ヨモギ餅を作ることもあった。このヨモギ餅もまた、普通の芋餅とは違った風味を出してくれるため特別感があって美味しいと感じていた。

一から手作業で作り、そしてヨモギなどのアレンジを加える。そんな点でも、おばあちゃんは芋餅を作る名人だと、私は思っている。

一緒に芋餅を作るのを手伝った

おばあちゃんが芋餅を作る時、私も手伝うことにした。それは、さすがにおばあちゃん一人では大変そうだと思ったのと、自分で芋餅を作ることに参加することで、その美味しさが一層良いものに感じると思ったからだ。

最初は手伝わなくていいと言われていたが、どうしてもしたいと言い張って、手伝わせてもらった。
手伝う工程としては、もち米を蒸す時に日が途切れないように薪をその都度窯の中へ入れる作業から始まり、蒸された餅を餅つき機へ投入する時の手伝い、餅の中に入れる餡子を適当な分量に取り分けて形成しておくなどがあった。

ただ、最後の作業である餅の中に餡子を入れて形成する工程は、ベテランのおばあちゃんに任せっきりだった。私がやったのでは、いびつな芋餅になってしまうからだ。

こうやっておばあちゃんと一緒に作った芋餅は、この上ない美味しさがあった。市販の和菓子のように甘すぎず、余計な添加物が入っていない、純粋な美味しさ。この芋餅の味は、今でも舌の上に明確にイメージすることができる。自分の中では、人生の中でも印象に残っているお菓子の一つになている。

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